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[起業・独立]

今が一番輝いているLINDA世代の履歴書「その花は枯れない8人のμ’sストーリー」斎藤日登美さん

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私たちはまだまだ旅の途中!
自分の可能性を手放さず、新たな挑戦を恐れず、夢を見つけて追い続ける、そんなLINDA世代の女性8人の枯れない生き様に迫ります。

〜社長秘書から独立起業〜
エグゼクティブコーチ(47歳)
斎藤日登美さん

プロフィール:
外資系企業でマネジメントに携わってきた経験と人材育成のスキルを生かし経営者のサポートを行うエグゼクティブコーチとして活躍。


外資系IT起業に転職後シニアマネージャーに

個人の能力開発をサポートする”コーチング”という仕事をしています。私のコーチングにはコンサルタントやティーチング要素も入っているのが特長で、例えば、「部下の
育成に悩んでいます」という人には自分がこれまで実務で成功しているやり方論などを教えます。

キャリアのスタートは遅くて、アメリカの大学に入学したのが24歳のとき。帰国してからは、小さな商社に社長秘書として入社しました。そこで秘書なのに「輸入データベース
CD-ROM」のマニュアルを訳したり、独占販売権をアメリカにしゅとくしに行ったりと様々なことをさせられ、そうこうするうち、ヘッドハンティングされたんですね。

移ったIT系外資系起業でも主に社長秘書として働いていました。そこでは、社長の片腕的な役割を果たしながら、
シニアマネージャーまで出世しました。当時の私、感じ悪かったと思いますよ。何でも正論ぶつけちゃうから。部下や女性からは人気がありましたけど、男性から
したらただ小生意気な女。そんな背景もあって、私を引き立ててくれた社長が退任するときには、社内から「斎藤もやめさせろ!」コールが起きて、
社長退任後、私も会社を去ることになりました。「組織って面倒くさい、いつか独立しよう!」と考えたのはそのときですね。


起業までの準備期間は6年 人材育成のプロとして独立

退任騒動のとき、社長から「人は何を言われたかより、どう言われたかに反応するんだよ」と言われたことがとても印象に残っています。

言い方ひとつで反応が変わるならその方法が知りたいと思い、心理学の勉強を始め、独立に備えて経営も学びました。実際、心理学と経営の知識を応用することで、
その後5年働いた別の外資系企業では上手くいったんですね。前の会社から引き続き、その会社でも人材育成を経験して39歳で独立。
それがコーチングという仕事につながっています。
社長のあの言葉がなかったら、今ほど人の気持を斟酌できるようにはならなかったかもしれません。私生活では今も昔も自由奔放、ひとりを謳歌していますけどね(笑)。

P27_LINDA世代の履歴書

撮影/小根山勇樹(JOPS)、飯野高拓 取材・文/ささきみどり デザイン/高橋奈々絵(meets)